瑠璃光院を訪れた。
畳に落ちる光、
障子と柱がつくる直線、
窓の向こうに広がる深い緑。
そこには、強く語りかけてくる美しさではなく、
静かに整えられた余白があった。
何かを足して飾るのではなく、
残すべきものだけを残すこと。
その場に身を置いていると、
日本的な美意識とは、
形そのものよりも、
形と形のあいだに宿る気配なのかもしれないと思う。
光と影。
内と外。
直線と揺らぎ。
人の手で整えられた空間と、
その外側で静かに呼吸する自然。
それらが互いを邪魔せず、
ひとつの静けさとして在っていた。
A-Y2のジュエリーも、
そういう美しさに近づいていきたい。
過剰に語らず、
強く飾り立てず、
それでも、身につける人の中に確かな輪郭を残すもの。
金属の線、石の色、光を受ける角度。
そのわずかな要素の中に、
静けさと緊張、そして余白を宿すこと。
瑠璃光院で見た景色は、
A-Y2がこれからも大切にしたい美しさを、
静かに思い出させてくれた。

